米原万里さんについて
米原万里さんについて。
5冊の本を読み終えた。
「打ちのめされるようなすごい本」
「不実な美女か不貞な醜女か」
「心臓に毛が生えている理由」
「ガゼネッタ&シモネッタ」
の以上、5冊を読んだ。
オススメ、するならば、
「打ちのめされるようなすごい本」
である。
※後者については以前にブログでも触れた。
「打ちのめされるようなすごい本」については、読書家には宝の山である。
僕自身、この本をきっかけに出会った本が数々ある。
人生の楽しみをありがとう、と米原さん。
本を楽しむ事にかけて米原さんの視点は鋭い。
言葉は洒脱。テンポが良くて、ユーモアに溢れる。
もし、本を紹介する事に興味があるならば、必読の極みである。これ程、本への興味を四方八方へと展開させてくれる本もそう簡単にないと思う。
本書によって出会った本数々。
中でも個人的には、池谷裕二さん(脳学者)との出会いは、素晴らしきものであった。
流し読みでも良いと思うのだよね、変な雑誌を買うよりも余程おもしろい本に出会える。
書評について。
やはり基本は"読んだ人に本を読みたいと思わせる事ができるかどうか?"である。
米原さんの場合、本人が一番楽しんでいて、"そんなに楽しいなら・・・"と釣られてしまう感じ。
このすごい本とやら、全部読んでみたいもの。