私のテーマソング。転じて、人生に関する考察。
今週のお題「私のテーマソング」
私のテーマソング?
さらっと、壮大な事を聞く。
そもそも"テーマ"の意味とは。
①作品の主題。
②(論文・演説などの)中心的課題、構想。
(新明解から)
+ソング。
そして、"私の"なのだから・・・
"私の主題を歌"で表すって事になる。
おいおい、そもそも、"私の主題"ってなんじゃらほい。
転じる。歌の話をしている場合ではない。
そもそも、主題を見つけるべし、である。
"私の主題"か・・・。
まぁ、俗に言う"ワタシ探し"的な話である。
ただ、僕は、この"ワタシ探し"的な話が嫌い、である。
(少々の偏見も含まれている事は重々承知。)
"ワタシ探しの旅"とやらに出ようとする輩を見ると、少々懐疑的に思う。
(特定の人を思い浮かべているのも事実。)
そして、以下、偏見と毒舌が混じった取り留めのない文章を綴る。
イメージ先行型。
"ワタシ"とやらはインドによく転がっているそうである。
1週間では見つからず、1ヶ月以上滞在すると見つかると噂される。
一般的にマイホームに引きこもっていると"ワタシ"は見つからない。
旅に出る事で、"ワタシ"が見つかるそうである。
"ワタシ"を探す旅はとても崇高です。
"ワタシ"を見つけると人生が充実します。
そして、大学生に多い。
なお、特に根拠はない。
・・・
んな、あほな!!!
例えば、20歳ちょうどの若者が1ヶ月の旅行で"ワタシ"を見つけようとしたとする。
それでは質問。
①"19年と11ヶ月を過ごしたワタシ"
②"旅先の1ヶ月で見つかったワタシ"
どっちが本当のワタシでしょう?
質問自体がバカバカしく思えてくる。
もちろん、現時点が最先端のワタシである。
ただし、過去は過去でワタシであった事は事実。
19年と11ヶ月の蓄積があってこそ旅先にワタシがあるのである。
結局、20年の延長線上にある点がワタシなのだと思う。
極論を言えば、"ワタシは今でしかない"。
"本当のワタシ"なんてものは、常に現在進行形な存在にすぎない。
インドに"行ったワタシ"も"行かなかったワタシ"もどちらも本当のワタシなのである、と思う。
そもそも、見つかるもんか?との話し。
基本的に常にあるものなのである。
"ワタシ"を喪失しているのは、村上春樹の小説に出てくる主人公だけでお腹がいっぱいです。
そんなわけで、"ワタシ探し"の旅とのニュアンスがあまり好きではない。
且つ、同じような事を強烈に感じたのは就職活動の時期である。
「本当に自分のやりたい事がわからない・・・」
と悩む就活生。
価値観は人それぞれ。
且つ、悩むのは大いに結構。
ただ・・・。
ただ一つ声を大にして言いたいのは。
・80歳まで生きるとします。
・就活生は20〜24歳としましょう。
人生の4分の1が過ぎた所で全てを決定する必要があるでしょうか?
もしくは、20歳を少し過ぎた程度の価値観が一生続くのは嫌ではないですか?
って事。
だから、就職活動は気楽に考えていた。
今、本当にやりたい事だと思い込んでも、外れる可能性がある。
面接でこの類の質問が来ても・・・
”逆に今やりたい事を60歳まで続ける人生(そこまで価値観が変わらない事)の方が嫌です、と答えた事もある。
やりたい事なぞ、コロコロと変われば良いではないか。
価値観が変わった方が愉快な人生ではなかろうか。
と、肩の力を抜いてみる。
もちろん、価値観がブレない人への敬意も忘れずに。
当たり前だけど、普通にカッコイイ。
つまりは、どっちでもいいって事さ。
なお、ソングについて一言も触れないのは気が引ける。
好きな歌なら答えられます。
U2のWalk Onですかね。