ビールの歴史について
少なくても5,000年前にはビールが存在していた!?
と疑問形で書いてみたが。
本にそう書いてあっただけである。
人類最古のビールに関する記録。
モニュマンブルーたる石板があるらしい。
紀元前3,000年頃メソポタミアのシュメール人によって記されたとか。
※キリンのホームページにも載っているので、良かったらどうぞ。
人には色々なタイプがあって。
サイドストーリーを好む、好まないが二分する。
いやいや、そんな歴史的事実はどうでもいいんだよ!
ビールがうまい!ただそれだけ。
今を楽しめ!歌えや騒げや!
という人もいるだろうが。
僕は、割と、サイドストーリーを好む。
5,000年の悠久の時を経て、僕の喉をのどごしてるBeer。
軽々しい気持ちで飲んでいたが、とんでもない歴史的傑物であったとは!
法隆寺よりも3,000年以上先輩!
ああ!感激!
と思うタイプである。
良し悪し、ではないと思うが。
誰もが恋人の過去は気にするのに、ビールの過去は気にしないの?
と思うわけである。
仕事終わりはビールが恋人って人もいるでしょうよ。
さて、僕自身はビール好き人間、ではなかった。
どちらかと言えば、乾杯はビールでしょ。との暗黙の了解に反骨心を持つタイプ。
おいおい、待て待て。なんだなんだ、その過半数を取ったものが正しい的な発想は、と心の中で毒づく輩である。
(結局、日本人なんで何も言わないんですけどね。)
だけど、近年、僕の中におけるビールの地位が鰻登り、株価上昇、赤丸・・・いや、花丸急上昇である。
何故か?
社会人と相性がいいんですよ、ビールって。
仕事終わりに。
まず、あの色が、労働の対価=金を連想させていいじゃないですか。
加えて、ビールは"あなたの今日の仕事は終わりだよ、楽しくなって寝ていいからね"とのメッセージが含まれている。
コーヒーが"カフェインを投入してでも仕事終わらせろよ"との、暗黒面のダークサイドを持っている一方でね。
と、いうわけで。
"ビール=仕事終わり" との構図が脳内インプットされた結果、更に好きになるのだろうな、と。
歴史的にも、古代エジプトでは労働の対価にビールを支払っていたとの事。
(うわぁ、気持ちわかるわぁ。)
古代エジプトのピラミッド。
あれを建設した人々への報酬はビールであったとか。
"はいはい、皆さ〜ん、ビールあげるからピラミッド建設手伝ってね〜"
"お〜、いくいく〜"
とのやりとりがあったのだろうか。
(もちろん、美談ばっかりじゃないでしょうけどね。)
なお、ビールが日本にやってきたのは、約400年前との事。
1613年(関ヶ原の戦いの13年後と言えばピンときやすいだろうか)のイギリス船の積荷リストにビールがあったそうな。
そんなこんなで、ビールの歴史が色々書かれている。
サイドストーリーが好きな人にオススメ。
「うまいビールの科学」
山本武司
キリンビールさんの広報部長との事で。
読み終わった後、狙い通りキリンビール一番搾りが飲みたくなりました。