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のらねこ日記

読書、映画、考え事など。色々なテーマを扱える人になりたいです。

キャラクターを愛する「図書館戦争」

無鉄砲。

意味は・・・

是非や結果を考えずにむやみに行動すること。また、そのさまや、そのような人。むこうみず。

 

意味合いと字面から、鉄砲も持たずに暴力団の巣窟に飛び込む人的なニュアンスが語源だと思っていたのだが、そうでもないらしい。

無手法から転じたとの事。

意味的な要素ではなく当て字。

つまり、鉄砲とは関係ない。

文字も見かけによらないのだなぁ、と感心したりする。

 

僕自身は全くもって無鉄砲から程遠い。

敵がいるなら銃どころではなくミサイルを持ちたい所。

"I Love 勝てる戦い"

ロールプレイングゲームでは、主人公のレベルを99まで上げてからラスボスに臨みたい。

司馬遼太郎さんも、織田信長は勝てる戦いしかしなかった的な事を書いていたしな。

男らしくないわけじゃないですよ〜と自己弁解。

 

そんな中、竹をカラッと割ったような無鉄砲な少女を描いたを描いた小説を読んだ。

 

図書館戦争

有川浩

 

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あらすじを引用。

公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。
超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ!
敵は合法国家機関。
相手にとって不足なし。
正義の味方、図書館を駆ける!

笠原郁、熱血バカ
堂上篤、怒れるチビ。
小牧幹久、笑う正論。
手塚光、頑な少年。
柴崎麻子、情報屋。
玄田竜介、喧嘩屋中年。

この六名が戦う『図書館戦争』、近日開戦!

  

この小説を楽しむ肝は、キャラクターに魅力に尽きる。

実に天晴れ、愉快な主人公"笠原郁"。

無鉄砲を絵に描いたような女の子。

上官に後ろから飛び蹴りを食らわすシーンは圧巻。

(俺も上司に後ろから飛び蹴りしたいなぁ、と思う事間違いなし。)

 

小説は、主人公を想像するのが楽しい。

・映画化するなら誰がいいかなぁ、とか。

(図書館戦争は既に映画化されてますが)

・どんな顔しているのか、とか。 

本の世界で想像は無限に広がる。

故に、本を愛する人もいるだろうな。

 

キャラクターを愛せる本は結構好きで。

愛おしい気持ちになれるのが良い。

 

映画だったりすると、女優さんは違う役でも出演する。

すると、イメージが崩れたり。

逆に、イメージに引きずられたり。

"女優さんの出演映画のあの役が好き"はあるけど・・・

唯一無二にならんのですよ。

 

その点、小説の主人公は唯一無二。

本の世界にしかおりません。

いや、本によって生まれた自分の頭の中にしか存在しません。

そこが、本の魅力だよなぁ、と思う。

 

図書館戦争との世界観についてこれるかどうか?はどうでも良いと思う。

エンターテイメント作品として実に楽しめる。

難しく考えて読むよりも。

単純に、キャラクターの漫才みたいな掛け合いを楽しむべき本。

無鉄砲な女の子を愛したかったら、是非、手にとっていただきたい。