漫画 「orange」〜登場人物がみんなFacebookやってそう!!!〜
いわゆる、胸キュン漫画である。
同じ穴のムジナで思いついたのは漫画「君に届け」である。
昔、女友達から「これ読んで女心を学びなさい。」と渡された。
これがまたキュンキュン街道まっしぐら。
新幹線の速度で突き進む。
学びよりも、ただキュンキュンが超越した。
あのレベルは一種の罪悪感みたいなものがよぎる。
(借りている途中、エロ本が見つかるより恥ずかしい気がして部屋の奥底に隠しておいた。)
男が、少女漫画を読むってのは結構勇気がいる事で。
昔を思えば、図書館に通った幼少期。
唯一、少女漫画のテリトリーに足を踏み入れる事ができたのは「ちびまるこちゃん」だった。
(それでも、借りるときちょっとドキドキした。)
そんな僕も・・・
今や、堂々と胸キュン漫画を手に取る事ができます。
若者よ、これが大人になるという事だ!!!
(ただ単に、恥じらいをどこかに棄ててきただけ)
「orange」
高野 苺
それにしても、主人公の菜穂ちゃんが、かわいいんだこれまた。
自分の事を可愛いと気づいていない系。
(直感的に思ったのは、こりゃ女の敵をつくるタイプ・・・?)
話題作が故、読んでみました。
結論。
この漫画は、結構、人を選ぶと思います。
僕は楽しめましたけどね。
あらすじを引用。
現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。
少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!
第一巻は、集英社版1巻に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。
高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。
そこには未来の自分の後悔がつづられていた。
はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?
切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。
本作の魅力は、一つは絵である。
その点、まず、満足。
これが大前提。
こういう絵、好きなんすよ。
その上で、ストーリーまで考えた時。
「いやいやいや」と毒を吐く人はいる、と思う。
王道感がハンパないんすよ。
白馬にまたがった王子様が馬術大会を開いているレベル。
(あくまで、少女漫画に接してこなかった男子の目線で)
なので、絵が好き×恋愛王道ストーリーを楽しめる人、は鉄板である。
※僕は、恋愛王道ストーリーに対してアレルギー反応を示す程ではないので十分楽しめた。
今風に表現するなら・・・
登場人物がみんなFacebookやってそう!!!なんすよ。
そして、各イベントごとに楽しそうな写真をUPする感じ。
体育祭やら、初詣やら、バレンタインデーやら。
もう青春王道まっしぐら。
飛行機並みのスピードで突き進む。
・・・
そういう感じが嫌いな人はオススメできないかもしれない。
ただ・・・
思った事として。
こういう漫画を素直に楽しめる人生を送りたいものですよ、と思いました。
青春仲良し男女6人組って、一つの理想型。