のらねこ日記

読書、映画、考え事など。色々なテーマを扱える人になりたいです。

GAFA 〜今、知るべき事、時代に考えるべき事〜

ビジネス書を読まぬと思ってた時もあるけれど。

読むと得られるもの多く。

食わず嫌いは人生の損である。

 

 

G

A

F

A

 

Google

Apple

Facebook

Amazon

 

時代の寵児を四騎士と例えて、語る。

2018年。

時代に住みつく中で、知らぬ者がいない企業。

影響力は言うまでもなく。

知名度は語るまでもない。

 

GAFA

スコットギャロウェイ

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だからこそ、今読むべき本であろう。

逆に言えば、今、読まなければ意味はなく。

 

それでもなお、あえて思い出す。 

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。


娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。


おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。


たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

 

永遠はありえないぞ。

身に染みて思え。

でも、なお、今を読み解くためには必要である。

満場一致。

時代の寵児なのだから。

 

個人的に、Facebookだけは活発に利用していないので。

ピンと来ず。

砂漠に生きる住民が雪の美しさを語られているようなものだった。

 

その他。

Google

Amazon

Apple

なるほどな、と思う事多く。

各社共にもっと掘り下げた本はあるだろうが。

初級編としては充分な視点をいただけた。

諸々、一つ一つ語れる気がする。

 

Amazonから。

 

Amazonの便利さ、今更語る事もなく。

通販世界を変えたのはAmazonであろう事。

 

僕自身は一人暮らしであり。

宅急便を受け取るのは若干メンドくさいのだけれど。

Amazonはコンビニに届けてくれる。

好きなものをどのタイミングでも。

頼んだ時から一週間も待たずにして。

 

例えば、月曜日に欲しいと思えば。

週末を待たずして、手に入る。

土日を待たずして欲しいものが目の前に届く。

しかも、送料、余計なものは一切かからずに。

 

もし、貴方が土日を待って。

街に繰り出して欲しいものを買うとするならば。

・電車賃がかかる

・手間がかかる

・もしかしたら、欲しいものが売り切れているかもしれない

・重いものであれば持って帰らなければならない

 

上記のデメリットを受け止めなければならず。

Amazonを利用すれば、そんな不満は一切なく。

だからこそ、Amazonは誰しもに利用されるのだ。

 

さて、一石を投じる。

Amazonは手間をかける楽しさを喪失させている。

・・・

この辺りは微妙な所で。

負け犬の遠吠え感と断言する人もいるとは思う。

 

なれど。

手間はささやかな幸せを生む。

 

では、こう考える。

・どこでもドアで山頂に行く事に意味があるか?

・フルマラソンと同じ疲労感を一瞬で得たとしたら達成感はあるか?

・北海道でしか食べられない蟹を現地で食べる幸せとは?

・料理は時間を掛ければより美味しくなる。

 

僕自身は確信を持つ。

手間は一種の幸せである。

 

福島でしか買えない日本酒は。

Amazonで取り寄せる日本酒と。

決定的に何かが違う。

確信的に、意味が異なる。

 

僕はそう思う。

だから、Amazonは何かを喪わせる。

便利さと引き換えに。

・・・

と、言うわけで。

僕は足を運ぶ事、に対して愛着がある。

 

Amazonで本を買えばいいや、と言う人に対して、反論をしたくなる。

 

ただ、思うのは。

その考えに甘んじてはいけない、と。

 

本書に書いてあるのは。

品物はAmazonで簡単に手に入る。

客が店に来るのは店員 = 専門家と話をするためだ。

本屋に未来があるとしたら?と考えてしまう。

Amazonで生涯最高の本に出逢えないとして。

本屋で人生ナンバーワンの本に出逢えるならば。

誰だって本屋に行こうと思うでしょう。

 

陳列ではいけない。

体験でなくては。

そんな事を思う。

 

ただし、そうなっていないのも事実で。

ならば、余地はあるのだろうか?

そう思ったりもするのである。