無償のギブはいつかテイクとなります。
ギブアンドテイクとは言うものの。
ギブアンドテイクを滲ませるとテイクができなくなるものです。
つまりは、テイクするためのギブ。
俺がこんだけやってあげているのだから見返りを寄越せとの空気は思っていても滲ませるべきではなく。
無償のギブによって、さりげなくテイクするのが理想であろう。
ギブアンドテイク、とは仕事を進める上での基本だと思う。
だから僕は自分の所掌でギブできるものは惜しみなくギブする。
仕事をしていると、誰しも少なからず専門分野を持ちて。
"(極小的な話ではあるが)少なくても、この分野の話については自分が一番詳しい = 影響力がある"との構図を産み出すことができる。
僕自身の感覚的な話で言えば。
大抵の人間は1年も同じ仕事をしていれば、その分野においては影響力を発揮できる。
なので、1年間は学びの時として我慢をして。
そこから先で効果的な動きをとる、とのスタンスであるべき、と思っている。
そこで重要になるのが。
自分が責任を取れる or 自分の所掌でもみ消せる範囲でいかに相手にギブできるか?であると思う。
良識を持った大人は、相手に対して 〜をやってもらった、との意識を植え付けられれば、次はこちらがお礼をする番であると考える。
つまり、ギブギブギブギブとギブギブラッシュを仕掛ければ、必然的にテイクがやってくる、のである。
もちろん、良識のない大人であれば。
テイクテイクテイクテイク→ラッキー程度の認識を持ち、特段何もしてくれない人もいるかも知れぬが。
その人に対しては取るに足らぬ俗物、として割り切った方が良いと思う。
多くの場合、ギブする事により、そのうちテイクが可能になる。
ただし、テイクを見据えたギブは相手に感づかれるものであり、思われたら最後、"こいつ打算的な奴だな"と認識され、回収できるものもできなくなる。
故に、僕自身の仕事の進め方として。
・ギブできるものはギブする。
・ギブできる範囲を拡張する。
が基本的なスタンスとなる。
確かに、ギブギブギブギブの末に何も回収できぬと悔しい点があるが。
ギブの先に何もない人物は取るに足らぬものであり、気にする価値もないと思う。
(少なくても頭ではそう考えた方が気が楽である)
上司の言うことは何故、強制力を持っているか?
言うまでもない、彼らは権限の中で貴方の給料を上げたり下げたりできるから、である。
お金たる、最も人間社会においてわかりやすいギブができる権限を持っているから、なのだ。
諸々考えた時に、ギブとは仕事をする上で大切な事であると思う。
無償のギブをお裾分けできるようにあるべきなのは、上記のような理由があるからであろう。
ギブの大切さを教えてくれる本。