時々、自己啓発本を読みたくなる。
人生を歩んでいく上で、
平静を保つために、
真っ当な事を、
全力投球で投げてもらいたくなる。
それを、
バチっと受け止める事で、
時々、人は正しい道に戻る事ができる。
自己啓発本ってのは、大体、正論が多い。
正論とは・・・
新明解国語辞典で引いてみると。
正論
筋道の通った、正しい議論(主張)
多くは、実際には採用されたり行われたりすることが無い。
・・・
後半の部分での斬り方はなかなか強いものあり。
ただ、正論とは、必ずしも、正解ではないのだけれど。
時に、道標としては確固たるものとなる。
砂漠で遭難した人が北極星を頼りにするかのように。
・・・
(余りにベタな比喩なので言い換える。)
小学一年生の男の子が大好きな先生に諭されるように。
・・・・
「ストレスゼロの生き方」
Testosterone
内容を引用。
人間関係、お金、仕事、健康、将来。あらゆる悩みをブッ飛ばす!
SNSで熱狂的支持を集めるカリスマが書き下ろした自己中心主義のススメ。
著者に対しても引用しておく。
Testosterone(テストステロン)
1988年生まれ。学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近いダイエットに成功する。
大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロと生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学ぶ。
現在は社長として働きつつ、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークとしている。
2014年より始めたツイッターは2019年10月時点でフォロワーが88万人を突破。
本作。
結構、いい事が書いてある。
いい事ってのは、そりゃそうだ、と思うのだけれど、
形として提示されると、
それは、言霊に似ていて・・・
引き寄せられる部分がある。
個人的、
一番刺さったのが36ページ。
すべての人とわかり合えると思うのを、やめる
世の中にはどうしても「話の通じない人間」ってのがいる。
「真摯に話をすればわかり合えるはず」と考えるのは素敵だが、その考えだと話の通じない人間に出会ったときに多大な心理的ストレスを受けるハメになる。
真面目で優しい人ほどこの罠にはまってしまうので要注意だ。
「世の中にはわからない人間がいる」
と認識しておこう。
〜
話が通じない相手というのは地震とか台風みたいなもん。
出会ったら運が悪かったと思ってやり過ごすのが一番だ。
これはだいぶ気持ちが楽になった部分ありて。
個人的にも経験がありて。
どう考えても、
僕が言っている事が正しかったとしても、
子供に何かを教えるように忍耐強く、
みかんの白い筋を一本一本丁寧に取り除くように、
説明したとしても。
話が通じない場合がある。
そんな時には、上記の言葉を思い出すようにする。
・・・
話が通じないで思い出したのが。
犬養毅さんの「話せば分かる」との言葉である。
世の中の人が全て「話せば分かる」のであれば、
犬養毅さんは死ぬことはなかったのであろうか。