今週のお題「好きな街」 神保町に決まってます。
今週のお題「好きな街」
好きな街と言われれば。
言うまでもなく"神保町"である。
言わずと知れた"本の街"。
僕の人生は"本"の影響を如実に受けており。
母が読んでくれた絵本から始まって。
今に至るまで、本と一緒に人生を過ごした。
本に浸かって生きてきた、と言ってもいい。
呼吸をするように本を読む。
大学時代から、本を読んでいない時はなく。
本を読む事はとても自然な事、なのである。
僕が本を読もうと思ったのは。
母が読書家であったからだと、明確に覚えている。
母は本を読んだ感想を語るのが巧かった。
何故、感動したか?
いかに心を動かされたか?
シンプルなのだけど、味のある思いを語ってくれた。
そう。
僕が本を読もうと思ったのは、
母のように本を語りたかったからなのだと思う。
そんな僕は成長して。
なんの因果か知らぬが、水道橋の大学に通い。
そこで、本が好きな先生と出会い。
神保町に入り浸って。
そのまま本に関わる仕事に就いた。
僕の軸は、あくまでそこにあって。
小説でもいいし。
ノンフィクションも含めて。
本を読む事は人生の柱であり。
これからも、そうであり続けるものにて。
だからこそ、僕は本屋を支えたいと思うし。
そんな業界で仕事をできる事を幸せに思わないといけないんだな。
僕がこのブログで本を紹介するのは
紹介できるように本を読み解きたい、とのアウトプットの意味もあるけれど。
そもそも、本の楽しみ方を人に紹介したい一心、でもある。
紙はなくならない!
と胡座をかいてはならぬけど。
それでもなお、僕は紙の本が好きだし。
行く度に、紙の本が好きであると、再認識できる神保町が大好きだ。
僕は、そこで育った。
生涯の友と出逢い。
一生の軸を見つけた。
水道橋から神保町に歩く時。
思い出す全ての事が、抱きしめたくなるような宝物。
匂いがある。
それは、思い出の匂いなんだろうと思う。
僕は神保町に行く度に、深呼吸をする。
思い出の匂いに浸って。
幸せな気持ちになる。
いつまでも変わらぬ街であって欲しく思う。
神保町について語る時。
いつだって、何度でも、僕は感情的になる。