人は測定されるものにしか興味を持たない。
ビジネス書を読んでいると、
大抵の場合、特定の人の顔が思い浮かぶ。
残念な事に、悪い意味で。
悪い例でしか思い出さない人しか周りにいないので、
最近は結構、不遇の日々を過ごしているのかもしれない。
人は測定されるものにしか興味を持たない。
ビジネス書にて、提示された指摘。
至極、その通りだと思う。
人を数字で管理をする上で、よく考えるのが、
健康診断の話である。
健康診断とは、
健康であるために異常兆候を見つけるためのもの。
戦術と戦略の話で言うならば、
・戦略=長生きをする
・戦術=健康診断
との位置づけ。
健康であるためには、肥満は大きな敵である。
そのため、体重を測定する。
ただ、体重の測定とは、
身体の重さ、だけの話であり、
・筋肉質で重いのか
・脂肪で重いのか
かがわからない。
だから、体脂肪率のような尺度で測定するのである。
そうすれば、筋肉質の重さなのか、がジャッジできる。
測定できる、とは強い。
測定できなければ、管理できているとは言えない。
網の目のように、測定魔になるのもバカな管理者なのだろうが、
測定に意味を見出さない管理者もまたバカである。
アホな管理者ほど、自分が測定できていると信じ込む。
アホな担当者は自分の事を自己測定しない。
どっちもどっちなのだけれど。