2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「ああ、なんという多幸感。 ほとんどアニメーション映画のような疾走感と、小説にしか為し得ない感情のジャンプに陶然とする。 どうしたって、これは泣いてしまう。」 これは、かの有名な「君の名は。」を世に送り出した新海誠さんの本作を紹介する帯の言葉…
「ビジネスパーソンは、いったことや、やったことだけではなく、いわなかったこと、やらなかったこともメッセージになる」 「人は無意識に様々なメッセージを発信し続けている。」 これはわかるんだよな。 背中を見せる、ではないけれど。 言葉にする事だけ…
時々、自己啓発本を読みたくなる。 人生を歩んでいく上で、 平静を保つために、 真っ当な事を、 全力投球で投げてもらいたくなる。 それを、 バチっと受け止める事で、 時々、人は正しい道に戻る事ができる。 自己啓発本ってのは、大体、正論が多い。 正論と…
村上春樹の新作「一人称単数」。 短編集である。 収録作は下記のとおりである。 「石のまくらに」 「クリーム」 「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」 「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」 「『ヤクルト・スワローズ詩集』」 「謝肉祭(…
「一人称単数」 村上春樹 6年ぶりに放たれる、8作からなる短編小説集。 「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。 しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。 そしてそこでは、私はも…