感情の話
2024年
引き続き、アドラーについて学んでいる。
楽に、且つ、しなやかで健やかな人生を過ごす上では大いに助けになると思う。
"アドラーに出会えたなら、もう大丈夫。"
とはよく言ったものである。
それにしても、
古典的なビジネス書(自己啓発系)がアドラーの影響を受けているのはそこはかとなく感じる。
残滓が残っているというか、
同じ系統性を感じると言っても良い。
さて、
アドラーの言葉で、下記、非常に腑に落ちた。
子供は「感情」でしか大人を支配できない。
大人になってからも、
感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。
これはビビッときた。
確かに、子供は泣き叫ぶ事で、大人を動かそうとする。
泣き叫ぶ = 感情 なのは言わずもがな・・・
ただ、
泣き叫ぶ = 感情 = 怒り
につながりがあり、
・子供が泣き叫ぶ
・仕事で怒鳴っている人
の二つは構図的には全く同じである事に今更ながら気づく。
ああ、恥ずかしい。
個人的に、あまり怒鳴るようなタイプではないのだが、
とはいえども、身に覚えがない事はない。
余す事なく、
自分の感情を発露する事で、
相手を影響下に置く事自体が、自分が子供と同じ事をしていると喧伝しているようなものなのである。
時々、
ショッピングモールで泣き叫んでいる子供を見ると、
まあ可愛いもんだ、と受け流す度量はあるものの、
あれが例えば、大人 (しかも、いい年したおじさん)であると考えると、
眉を顰める所の話では済まない。
思わず、天を仰いで、日本のストレス社会はここまで来たか・・・・。
と嘆く事になるだろう。